ET11 /c7 hotel ローズ オブ ザ マナー
2011年 06月 13日
Lords of the Manor ☆☆☆☆
連泊はいろんな意味で楽でよいのですが、やはり魅力的なところであってほしいですね。
このホテルに2泊もできたのはよかったです。
広大な敷地には丘あり、庭園あり、池あり、遠景に羊の通過や野うさぎの登場もあり^^!母屋はたいへん古い建物で、大きな空間はないのですが、そこここに目を楽しませてくれる調度の数々がいいあんばいに配されています。お部屋のインテリアもすてきでしたが、やや甘めでありながら、柄物の量を極力抑えた現代的な内装は、とても心地よいしつらいになっています。
貴族の持っていた田舎の家をカントリーハウスと呼びますが、それよりももうすこしこじんまりした規模のものがマナーハウスです。マナーとは日本語でいうと荘園という意味になります。昔はこうした館が主人と使える人々とで運営されていました。使用人といっても職業、産業が確立されない中世より、ここで住み込みで働くことは多くの人々に撮って、安定した生活を得てなおかつ、ステイタスのあることであったといいます。時代は変わり、戦中に軍用に接収されたあたりから、こうした館のあり方もかわってきたといいます。いまではその多くがナショナルトラストに移管されたりホテルなどになっています。
(その時代のうねりがカズオイシグロの"The Remains of the Day"『日の名残り』という小説に描かれているそうです。英国貴族邸の執事を描いたこの小説は大きな賞をとり、またアンソニーホプキンス主演で映画化されたそうで、近いうちに小説か、映画か見てみようと思います。 )
レセプションの脇にあるウエィテングルームの1コーナー。スモールスペースならではの居心地よいコーナーで皆さんに人気でした。
バーから正面庭を望むボウウィンドウです。こんなところで読書をしたりちょっとうとうとしながらすごしてみたいですね。贅沢な滞在型の旅の気分をすこしだけ想像してみたりして。
ここはバースペースの奥のサロン。年月を経た建物の伝統的なスタイルと若々しいモダンさとを絶妙に合わせた、心ときめく空間です。暖色やピンク色はやはり女性を元気にしてくれるとこの旅で実感しました。
センターから左右対称でおさめるのが定石ですが、この絵は部屋全体のバランスとソファに人が座る事を加味してあえて中央からはずして掛けてあるようでした。
二晩目の夕刻、ディナー前の食前酒のプチパーティがこの空間で開かれました。すこしドレスアップしての皆さんでのひととき、すてきでした。サービスのドリンクから私は地元のエールを選びましたが、さわやかな若いビールといったかんじで飲みやすかったです。
Lords of the Manor hotel rating
ロード オブ ザ マナー
Upper Slaughter Nr. Bourton-on-the-Water Gloucestershire GL54 2JD
1650年代建物P〜ビクトリア時代を中心に増築され、現在の建物になっている。新しい部分でも100年たっている。1800年代にWitts家に購入され、200年間マナーハウスとして使用された。歴代の領主が住んだこの館は1972年に当時のWitts家の当主によってホテルとなり、ローズオブマナーが誕生した。
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