『ル・コルビュジエとアイリーン 追憶のヴィラ』
2017年 12月 05日
女性が才能を発揮する際におきがちなこと、今も昔も変わらぬ問題が冒頭より重くのしかかります。
グレイにとって、建築は空間にまつわるもののすべてを統合することのひとつでした。
日本伝来の漆に造詣が深く家具にも特別な手法で使用しています。しかし、コルビジェは作者であるアイリーンから題名になった建物を奪い利用し、グレイの恋人であった建築家とともに、占拠壁画を描き続けるなどおとしめる行為を繰り返しました。
視力の低下に悩まされながらも、98歳でなくなるまで活動を続け、不運な家は2000年にフランス政府の手で保護、サンローラン宅から売却されたグレイの椅子は一脚で30億円というプライスをつけました。
ちなみに、コルビジェはヴィラの前の海で晩年溺死。これにははざまみろとおもわずにはいられませんでした^^;。ちなみにコルビジェが晩年の1955年につくったロンシャンの教会は非常に有機的で美しい建物で提唱した原則からまったくはずれた作風であるということに、コルビジェの矛盾を感じます。
アイリーングレイは、わたしが30代のときに家具をデザインする機会があって、そのときに参考にしていらい、作品集ももっているほど気になる好きなデザイナーでした。こうしたストーリーが映画になってみれてよかったです。
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